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Chapter.2 真実の証明
(サーキットにおける走行テストがヨーロッパの熟成に大きな効果をもたらす)

96.3.23 筑波サーキット ノ−ザンライツ走行会

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image ロータスヨーロッパの実力が過去のものでないことは、現在に至るまでに幾度ともなく経験している。記憶を辿れば、現代のスポーツカーの群に飛び込み走った筑波での走行会においても高い実力を確認した。当日(96.3/23ノ−ザンライツ走行会)のサーキットには歴代のポルシェが集まり、その中にはコンペティションマシンであるGT2をプロドライバーが操る姿もあったが、テクニカルショップHAPPYの手になるヨーロッパ は、まさに無敵だった。
 オーバー300馬力を発揮するモンスターを相手にしたときには、ことストレートにおいてリードを許してしまうが、それは単なる前座のイベントでしかない。狼が牙をむき出すのはコーナーだ。軽量シャシーを武器に圧倒的なコーナーリングスピードを稼ぎ出し、広げられたリードは一瞬にして取り戻してしまう。おそらく他のドライバーは、こうしたヨーロッパの激しい追撃に会うとは思いもしなかったことだろう。ピットへ戻ったときに、周囲の目がそれを物語っていた。
 もっとも、ドライビングを担当した本人にとっても動揺は隠せなかった。この日サーキットを走らせたヨーロッパは、以前にオートジャンブルの取材で試乗したものとコーナーリングスピードが桁外れだったのである。基本的にスペックは同じなのだが、スリックタイヤの幅が前回よりも広がっていたため、体感上の速さはまさにレーシングスピードといって過言ではなかった。しかも、記録したラップタイムは1分02秒73。もはや日本のピュアスポーツをモノともしない実力に、冷静でいられるはずがなかった。
 しかし、すべてに対して満足な結果が得られたわけではない。サーキットというコンペティションマシンだけに許された舞台では、さすがにセッティング面に改良すべき課題が残っていたことも事実だった。
 たとえば、アッパーアームを兼ねるドライブシャフトには負荷が大きいためか、トランスアクスルとの接続部にある割ピンが変型して、2mmくらいのガタツキが起こる兆候があった。こうなるとリアタイヤが勝手に動いてしまい、コーナーで安定した姿勢が築けなくなる。アクセルも積極的に踏み込むことが許されない。これについてはメカニックの手早い作業により走行時間内に対策が完了したが、本来のポテンシャルを奪ってしまう“アキレス腱”であることに違いない。
 また気になるところでは、ストリート向けに開発されたオリジナル・サスペンションが幅広のスリックタイヤを装着するには若干だが柔軟さを隠せないこと。さらに細かいところでは、ペダル操作の踏力調整を正確に行うために必要となるヒールストッパーがないことや、かなり重いクラッチの扱いつらさ、スポンジーなブレーキ性能などにも改良の余地が残っていた。もっとも、これまでストリートに主眼を置きスポーツ性能の向上を図ってきただけに当然のことだが、レース参戦が間近まで迫ったその時点では、ぜひとも改良を図りたい課題となった。

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